ミラクル・リナックス、「Itanium 2・ファミリ」対応のLinuxサーバーOS

WebBCN (コンピュータ・ニュース社)2003年05月15日 10時51分

 ミラクル・リナックス(藤城 薫社長)は5月14日、64ビットアーキテクチャ「Itanium プロセッサ・ファミリ」対応のLinuxサーバーOS「MIRACLE LINUX 64bit Edition for the Intel Itanium Processor Family(MIRACLE LINUX 64bit Edition)」を6月23日に出荷開始すると発表した。

 「MIRACLE LINUX 64bit Edition」は、業務向けLinuxサーバーOS「MIRACLELINUX Standard Edition V2.1」をベースに開発し、「Oracle9i Database Release2 for Linux Intel Itanium」に最適化した製品。

 非同期 I/Oをサポートすることで、データベースへの高速アクセスを可能にしたほか、64ビット・アドレッシングによって、大量のデータベースバッファをメモリ上に配置し、ディスクへのアクセスを大幅に削減することができる。

 また、16エクサバイトのデータベースのアドレス空間をもつことができ、高度なデータベース・オンライントランザクション処理能力の向上と、大量データの高速処理が可能となる。さらに、エンタープライズにおける利用拡大を考慮し、64ビットアーキテクチャに対応した最新技術である「LKCD(Linuxカーネルクラッシュダンプ)」および「LKST(Linuxカーネル状態トレーサ)」も取り込んでいる。

 製品構成モジュールについては、「Itanium 2」に最適化されたインテルコンパイラで作成されているため、他社のGCCで構築されたLinux製品と比較し、高性能、低負荷で動作する。

 同社は今後、低コストで信頼性の高い業務システム構築基盤「MIRACLE LINUX Standard Edition」の機能を強化するとともに、ハイエンドシステム領域でLinuxを利用できる“Unbreakable”な環境の拡大・推進に向け、64ビットアーキテクチャにおける製品強化、およびサポート拡充を図っていく方針。

ミラクル・リナックス

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]