日本IBMは5月13日、Linuxを利用した目黒区新庁内のイントラネット構築が完成し、本格稼動を開始したと発表した。目黒区は2002年8月1日に、「情報セキュリティ基本方針」を定めており、個人情報保護を最優先とするシステム構築に取り組んできた。今回のイントラネットはこの方針に基づいて構築した。
目黒区のイントラネットはメールシステムが中心で、「オープンソースソフトを大幅に取り入れることで、障害に強いシステムを低コストで実現した」(IBM)。IBMのIAサーバ「IBM eServer xSeries」8台と職員向けのWindows搭載パソコン約300台を接続している。採用したサーバは、xSeries335とxSeries345の2機種で、特長は以下の通り。
なお、目黒区は今後、同システムを基盤にグループウェアの導入を計画しているほか、セキュリティ強化を図るため、ICカードの導入なども計画している。
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