米Unisysは、64ビットプロセッサItanium 2を搭載した新型サーバ、ES7000/560を米国時間4月24日に発売する予定だ。価格は25万ドルから。同日には、米MicrosoftがWindows Server 2003をリリースする。
ES7000/560は最大106個のIntelプロセッサが搭載可能。これまでのItanium 2サーバとは異なり、「複数のアーキテクチャを統合した」(Unisys)という。
ES7000/560では、CMPと呼ばれる大型サーバ向けのマルチプロセッサアーキテクチャを使用する。CMPは、システムを分割して複数のOSを同時に稼働する技術。複数のサーバを統一したい企業にとっては、魅力的な技術となるだろう。例えば、サーバ内のプロセッサ32個を重要度の高いデータベースアプリケーションに割り当て、別のプロセッサ16個をその他のデータベースアプリケーションに割り当てることができる。
ES7000/560の最大構成は、Xeonプロセッサ32個のパーティションが1つ、Itaniumプロセッサ16個のパーティションが2つ。さらに最大42台のブレードサーバを追加可能。米Intelは、Itanium 2プロセッサをハイエンドシステム向け、Xeonプロセッサをミッドレンジサーバ向けと位置づけている。
Unisysのエンタープライズサーバ部門でバイスプレジデントを務めるMark Feverstonは「(Windows Server 2003との同日リリースは)、Windows Server 2003に全てを賭けていることを意味する」と述べる。ただし、Windows Server 2003 Datacenter Editionを搭載したモデルは、6月以降の出荷となる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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