コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は3月25日、協会会員企業であるジャストシステムやマイクロソフトなどが、エッグエデュケーショナルインテリジェンス(東京ゲームデザイナー学院)に対して起こしていた損害賠償訴訟で、両者が和解に達したと発表した。
この訴訟は、エッグエデュケーショナルインテリジェンスがスクール内でコンピュータソフトウェアを不正コピーしていたとして、ジャストシステムやマイクロソフトなど3社が東京地方裁判所に訴えていたもの。
今回の和解は東京地方裁判所が3月24日に行った勧告に基づいて成立したという。なおACCSでは、和解の内容や経緯については公表しないとしている。
この訴訟は、2002年9月3日にACCS会員企業5社が東京と大阪で、複数のコンピュータスクールを相手取って起こした一連の著作権侵害訴訟の1つ。被告となったのはエッグエデュケーショナルインテリジェンスのほか、豊樹学園(東京コンピュータ専門学校)とヘルプデスク(パソコンスクール「ヘルプデスク」)の2社。
ACCSによれば、いずれのスクールにおいても、受講生が実習に使用するコンピュータで、 多数のソフトウェアが不正コピーされていたという。被告3校が請求されていた損害賠償額は、合計で約5億7000万円になる。
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