日本ヒューレット・パッカード(日本HP、高柳肇社長)は2月12日、高性能IAサーバー「hp ProLiant(プロライアント)」における事業での二極化戦略をさらに加速することを発表した。
同社の二極化戦略は、ターゲット市場を主にエントリークラスのIAサーバー・ビジネスを中心とする「ボリューム・ビジネス領域」とハイエンドのソリューションビジネスを中心とする「バリュー・ビジネス領域」に分け、それぞれの市場特性や顧客のニーズに合わせた施策を二極化して展開するもの。今回の発表は、それぞれの領域での動きをさらに推進するための施策となる。
具体的には、ブレード型サーバーの新製品「ProLiant BL40pシリーズ」を発表し、今後、急速な市場拡大が予想されるブレード型サーバーでの事業強化を図るとともに、現行のブレード型サーバーの新モデルやパッケージクラスタ製品、Ultra320 SCSI対応の高性能アレイコントローラなどの新製品も発表し、バリュー・ビジネス領域での製品ラインを大幅に強化する。
新製品の「ProLiant BL40pシリーズ」は、インテルXeonプロセッサ MP 1.50GHz/2.0GHzを最大4基搭載可能な業界初の4-Wayブレード型サーバーで、「ProLiant BLライン」のフラグシップとなるミッドレンジ・サーバー。これによって、ブレード型サーバーによる3階層システムを始め、さまざまなシステムの構築が可能となる。3月下旬出荷開始で、価格は150万円から。
現行ブレード型サーバーの新モデルとしては、超低電圧版インテルPentium IIIプロセッサを1基搭載し42Uラックに最大280台搭載可能な「ProLiant BL10e」(28万円、2月下旬出荷開始)と、インテルXeonプロセッサを最大2基搭載可能な「ProLiant BL20p Generation 2」(48万円から、3月下旬出荷開始)の2モデルをラインアップする。
一方、ボリューム・ビジネス領域では、1月の価格改定に続き、本体34モデルで最大26%、オプション21製品で最大18%の価格改定を実施する。これによって、価格性能比をさらに高め、ユーザーのITシステム初期導入コストを低減し、ProLiantの導入促進を図っていく。
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