トレンドマイクロは2月4日、2003年1月における国内コンピュータウイルス感染被害報告件数を発表した。
1月のウイルス感染報告件数は3349件となり、前月に比べ若干増加した。被害件数が最も多かったのはWORM_KLEZ(クレズ)の703件で、前月に続きワースト1となった。この後を、WORM_ OPASERV(オパサーブ)の287件、VBS_REDLOF.A(レッドロフ)の259件が続いた。先月358件と被害件数が2番目に多かったWORM_BUGBEAR.A(バグベアー)は228件となり、4位に下がった。
1月は、PE_DUPATOR.1503(デュバトー)が6位になるなど、ファイル感染型ウイルスの被害件数が増えた。特にこのデュバトーと9位になった「PE_FUNLOVE.4099」(ファンラブ)は、2位のオパサーブに感染した状態で増殖しているケースが多いという。
なお1月25日に発見された「WORM_SQLP1434.A」(SQLスラマー)は、2001年8月に発見された「CODERED.A」同様、セキュリティホールを悪用し、メモリー上でのみ活動が行われるワームである。実体としてのファイルが作成されないため、ウイルス検出がない。現在は活動が終息しているが、世界的な混乱を招いたワームである。「あらためてセキュリティホール対策の重要性が問われた」と同社は報告する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
日本のインターステラテクノロジズが挑む
「世界初」の衛星通信ビジネス
「1→10」の事業化を支援する
イノベーション共創拠点の取り組みとは
NTT Comのオープンイノベーション
「ExTorch」5年間の軌跡
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力
先端分野に挑み続けるセックが語る
チャレンジする企業風土と人材のつくり方