米航空宇宙局(NASA)が、スペースシャトルColumbiaの空中分解の原因究明のため、情報提供を呼びかけている。インターネットを介して写真や画像を送付する方法の説明を、NASAのウェブサイト上に掲載した。
「デジタルカメラやビデオレコーダーは今や至る所にある」(NASAの報道官Allard Beutel)。「捜査の一環として、写真やビデオを撮影した全ての人を対象に情報提供を呼びかけ、デジタル形式で送付できる手段を用意した」
NASAが2月1日に開設したFTP(File Transfer Protocol)サイトは、情報提供者がサーバにアカウントを作る必要なく匿名で写真や画像を送ることができる。しかし、NASAでは情報提供者にさらなる協力を要請する場合もあるため、できれば身元を明かして欲しいと求めている。
なお、FTPサイトの他にも、電子メールアドレス(columbiaimages@nasa.gov)やJohnson Space CenterにあるEmergency Operations Centerの電話番号(281-483-3388)を公表し、情報収集に努めている。
寄せられた情報のうち、捜査につながる画像はNASAの画像分析を行う部署に渡される。同部署では、スペースシャトルが飛行中にどのようなダメージを受けたか、画像をもとに調査する。
また今回の捜査では、機体の残骸の位置を地図に記録するために、GPS(Global Positioning System technology)を導入している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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