ディジットブレーンは2月3日、同社子会社の東京プロデュースとアイタウンの2社が同日、東京地裁へ民事再生法と自己破産を申請したと発表した。また同じく子会社である創造生活が会社解散のための株主総会を招集することも明らかにした。
創造生活は2000年3月に設立したウェディング情報誌出版/販売会社。設立後まもなくしてパソコン関連誌を創刊し事業拡大を図ったが、その後経営環境が急速に悪化した。同社は解散と清算のための株主総会を2月18日に招集する。「広告需要の長期低迷で売上の拡大が進展せず、収益事業への転換が極めて困難と判断した」(創造生活)
民事再生法を申請した東京プロデュースは、2002年3月にディジットブレーンの連結子会社となった結婚式場あっせん会社。創造生活のウェディング情報誌と連動した市場拡大を図ったが、式場成約者数の減少、結婚式・披露宴の単価下落による売上縮小で業績が低迷。債務超過に陥っていた。
自己破産を申請したアイタウンは東芝との共同出資で2001年4月に設立した会社。東芝の携帯コンテンツ「みるくるナビ」と連動した無料のタウン情報誌(フリーペーパー)を出版していたが、景気低迷や競合媒体の予想以上の増加で、広告収入が予算を大きく下回っていた。
負債は、創造生活が26億円、東京プロデュースが41億3600万円、アイタウンが9億8300万円となる。
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