受刑者の社会復帰にプログラム開発を--プリズニーズの挑戦

永井美智子(編集部)2007年05月02日 19時38分

 プリズニーズは5月2日、受刑者の刑務作業にソフトウェア開発を導入すると発表した。5月13日に山口県美祢に開設される美祢社会復帰促進センターで実施する。

 美祢社会復帰促進センターはPFIと呼ばれる、民間企業が公費を受けて運営する受刑者の社会復帰のための施設。セコムが出資する特定目的会社(SPC)の社会復帰サポート美祢が運営する。

 プリズニーズは美祢社会復帰促進センターにおいて、ソフトウェアを開発できる人材の育成と刑務作業としてのソフトウェア開発アウトソーシング業務を行う。開発言語はRubyを採用するという。

 プリズニーズは「刑務作業を通じ社会に惜しみなく貢献し受刑者に対する社会的疑念を解消すること」を理念として2007年4月に設立された法人。受刑者への教育や受託開発のほか、出所者の就職をあっせんすることを主な事業とする。

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