2004年5月、当時のAppleでソフトウェア担当最高技術責任者(Chief Software Technology Officer)を務めていたAvie Tevanian氏は、OSをリリースする速度を落とすと述べていた。Appleが最後にOSのアップグレード版を発表したのは2005年で、このときは「Mac OS X 10.4」(開発コード名「Tiger」)が発表された。
AppleがこれまでにLeopardに搭載すると明言しているのは、「Boot Camp」ソフトウェアの正式版である。Boot Campを使えば、IntelベースのMacユーザーは、Windows XPとMac OS Xバージョンを同時にインストールすることができるようになる。ここで一部の人々から注目されているのは、Parallelsのような仮想化技術をLeopardに組み込むか否かである。これが実現すると、Mac OSとWindowsを同時に起動することができるようになる。具体的なコメントを控えているものの、AppleはMacのマーケティング活動においてParallelsソフトウェアに言及しており、Appleが展開する小売店でも同ソフトウェアを販売している。
このほかに新OSがどのような機能を搭載するのかは明らかではない。だが、Jobsは目玉となる機能をいくつか紹介するものと思われる。イベントが始まる前より、イベントが開催されるMoscone Centerにはすでに複数のバナーが飾られており、なかには「You've come to the right platform」という、2006年のキーワードが書かれたものもある。次期Mac OS Xでは、「Spotlight」「Automator」「Quicktime」メディアソフトのどれがアップデートされても不思議ではない。Flickrのあるユーザーは、何が発表されるかを予測するうえで便利(かつ、ユーモアあふれた)投稿を行っている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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