Intelは米国時間27日、中小企業向けストレージ製品を発表した。この製品では、バックアップやディザスタリカバリ機能のほか、法規制の遵守を支援する機能が強化されているという。
「Storage System SSR212MA」を使うと、既存のIPネットワークやIPインフラを使って、SAN(Storage Area Network)を構築できるとIntelは述べる。また同社は、Storage System SSR212MAについて、ファイバチャネルシステムに代わる安価な選択肢であるとも述べた。ハードウェアとソフトウェアで構成される同製品は、Xeonプロセッサ1基を搭載し、最大12基のハードディスクをサポートする。
Intelによると、同製品にはストレージリソースをリモートから管理したり、ストレージ容量を追加したりするためのソフトウェアツールが同梱されるという。ユーザー企業は、中央コンソールを使って、システムの設定、データのコピー、ユーザー認証をすることができる。
Intelでは、同製品の価格を明らかにしていない。同製品は、11月中旬に販売される予定だ。
Intelは、利益率の高い市場を求めて同製品を発表した。最近の市場データによると、ストレージ用ハードウェアおよびソフトウェアに対する需要は伸びており、洗練された機能を取り入れたミッドレンジシステムの販売が、これを支えているという。
しかし、Intelは、ストレージ市場では比較的新しいメンバーだ。この市場では、EMC、VERITAS Software(現Symantec)、Network Appliance、IBM、そして、Hewlett-Packardが上位を占めている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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