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さすらいの旅を終えた伝説的ハッカー

2003/09/10 09:54
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 住所不定のハッカー、Adrian Lamoが9日(米国時間)、2件の電子的な破壊侵入罪で連邦当局に逮捕された。

 22歳のLamoは、カリフォルニア州サクラメントの連邦裁判所に出頭した。それまで5日間にわたり、連邦捜査局(FBI)職員がサクラメント郊外にある彼の実家を捜索し、Lamoの代理人が連邦検察局と逮捕の交渉を行なってきていた。

 「もっと早く自首しなかった唯一の理由は、コミュニケーションがなかったことだ」とLamoは8日夜の電話インタビューで述べている。「今日はコミュニケーションがきちんととれているし、特に出頭したくない理由はない……僕は自首して、自分の善意を示したいんだ」(Lamo)

 Lamoと彼の代理人は、逮捕に応じる前に、具体的な刑事責任の内容を知りたいと述べていた。

 連邦検事McGregor Scottの広報担当者は、「Adrian Lamoは9日9時30分ごろ出頭してきた。Lamoは2時の法廷に出廷することになっている」と述べている。

 Lamoは警察裁判所判事Gregory Hollowsの法廷に出廷し、その後ニューヨーク州で正式な罪状認否手続を行なうことになる、とこの広報担当者は述べた。

 大胆不敵なハッキング行為とメディアのあしらい方の巧さ、そして根無し草のようなライフスタイルで、ハッカー界では伝説的人物のように見られているLamoには、2つの刑事責任がかけられている。1つはLamoが認めているNew York Timesのコンピュータへの侵入罪で、もう1つは彼が行なったとされるLexis-Nexisのアカウント濫用に関するものだ、とLamoの代理人を務めるサクラメント市公定弁護人Mary Frenchは述べている。

 Lamoは2002年2月のNew York Timesへの侵入で、従業員の社会保障番号などの記録を見ることができた。また記事の出典や、元米国大統領Jimmy Carterや元海軍大佐Oliver North、ヒップホップアーティストのQueen Latifahといった有名な寄稿者を含むコラムニストへの連絡先情報もアクセス可能になった。 彼はこのほか、MCI WorldComやMicrosoftなどのハイテク企業やYahooにも侵入したと主張している。

 Lamoはこれらの侵入事件以外にも、根無し草のようなライフスタイルで知られている。Lamoには定住所がなく、グレイハウンドバスで米国内を放浪し、友人のソファで眠り、必要な場合には空家や廃墟ビルで寝泊りしている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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