東京エレクトロン(佐藤潔社長)は、米ネオスケール・システムズ社(ジョン・マッグロウ社長、CEO兼会長)の業界初のストレージセキュリティアプライアンス「CryptoStor(クリプトストア)シリーズ」を、6月25日から国内で正式に販売開始した。出荷は7月1日から。
新製品は、データ自体に対するセキュリティやディザスタ・リカバリへの対応など、今後のストレージ製品が避けて通れないセキュリティ対策のニーズに応えるもので、業界初のワイヤースピード、ポリシーベースのストレージセキュリティを可能にしている。今回ラインアップしたのは、「CryptoStor for Tape」と「CryptoStor FC」の2製品。
「CryptoStor for Tape」は、テープ装置を対象にした暗号化製品で、多くの著名なバックアップソフトウェアをサポートし、データの認証・圧縮が可能なほか、分散型のリカバリー機能でディザスタ・リカバリに対応する。販売価格は397万8000円(初年度24時間オンサイト保守付き)。
「CryptoStor FC」は、ディスク装置を対象にした暗号化製品。ワイヤースピードのパフォーマンスでストレージデータそのものを暗号化し、ストレージファイアウォールとしても機能する。多くのセキュリティポリシーによるアクセス管理が可能で、既存のSANを変更することなくあらゆる場所に配備できる透過性が特徴。販売価格は926万8000円(初年度24時間オンサイト保守付き)。
販売は、同社のパートナーを通じて、国内製造業、金融機関、官公庁、通信事業者、医療機関などをターゲットに行う。同社では、今回のシリーズを国内初のSANにおけるセキュリティ製品と位置付け、3年間で10億円の売り上げを目指す。
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