富士通は2月12日、同社100%子会社の富士通プログラム技研(FPL)と富士通コンピュータテクノロジ(FCT)を4月1日付けで統合し、「富士通コンピュータテクノロジーズ」を設立すると発表した。
これにより、富士通はハードウェア/ソフトウェアを一体とする開発の効率化を図り、新会社とともにサーバへの採用が見込まれる基幹Linuxの開発を強化していく。
「第3世代携帯電話などの電子機器は高機能化と小型化が進み、システムLSIやソフトウェアが大規模化・複雑化している。こうした状況においてハードウェア/ソフトウェア一体の開発がますます重要となっている」(富士通)
これまでFPLはサーバ、ストレージシステム、ネットワーク制御機器などの組込みソフトの開発を手がけてきた。FCTは携帯電話機やICカードなどに組み込むシステムLSIを開発してきた。最近ではUML(The Unified Modeling Language) ベースの開発手法を通じ、富士通グループのプラットフォーム開発を支えてきたという。
新会社では、富士通製コンピュータの開発業務のほかに、グループ外の電子機器メーカーに対しても開発協力していく。その分野は情報家電・車載・精密・医療機器と多岐に渡る。富士通では、グループ外企業からの売上を2005年までに現在の50%以上に高めたいとしている。
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