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米IBM、サーバーの製造もアウトソースへ

2003/01/08 18:17
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米IBMと米Sanmina-SCIは、数十億ドル規模のアウトソーシング契約を締結した。

 米IBMがデスクトップパソコンNetVistaの製造をSanmina-SCIに委託したのはわずか1年前のこと。そしてIBMは米国時間1月7日、北米と欧州で販売しているX-SeriesサーバーとIntelliStationワークステーションについてもSanmina-SCIと同様の契約を結んだと発表した。

 この契約でSanmina-SCIが新たに製造を請け負うのは、xSeries 200と同300。Sanmina-SCIは一部のサーバー製品のカスタム・コンフィギュレーションも手がけることになる。

 Sanmina-SCIはカリフォルニア州サンノゼに拠点を置くEMS(電子機器製造請負サービス)大手。同社は昨年、NetVistaの製造をIBMから請け負うとともに、IBMの米国とスコットランドの製造施設を買収している。

 今回の契約は、CNET News.comが以前報道していた通り、3年間の契約となる。その取引額合計は36億ドルにのぼるという。

 IBMはこの契約により、パソコンとサーバー事業の効率化を図りたいとしている。これは同社の大規模なコスト削減計画の一環である。これによりIBMは「サーバー部品の調達から、事務処理に使うペーパークリップの調達に至るまでの巨大なサプライ・チェーンにかかるコストを低減させる」という。

 IBMの最終目的は、Intelベースのサーバー市場で自社の競争力を高めることにある。この市場には米Dell Computerなどのライバル企業が存在し、熾烈な競争が繰り広げられているからだ。

 デスクトップ機に加え、サーバー製品の製造もアウトソーシングすることになるIBMだが、ノートパソコンのThinkPadについては、自社で製造していく方針のようである。ただし、こちらについても製造工程の効率化を図るという計画は持っている。事実、すでにThinkPadの大半の製造工程を中国・深センにある自社製造施設1カ所に集約させている。

 今回の製造委託契約は1300人のIBM従業員に影響を及ぼすことになるが、IBMでは「失業者は多数にならない」と説明している。

 なおIBMは現在、同社Global Asset Recovery Services部門の業務をアウトソーシングすべく、米Solectronとの間で協議を進めているという。Global Asset Recovery Servicesは、リース契約が終了したIT機器を引き取って再販している事業部門である。

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