バンダイとマイクロソフト、アニメ配信サービスの世界展開に向け提携

ニューズフロント2003年11月13日 15時51分

 バンダイとマイクロソフトは、アニメコンテンツのオンデマンド配信事業を世界展開するため提携した。両社が11月13日に明らかにしたもの。これにより、バンダイはマイクロソフトのデジタルメディア技術、コピー防止技術などのシステムを採用し、国外でもアニメコンテンツの配信サービスを開始する。

 コンテンツ配信に向け、両社はWindows Media 9シリーズと著作権保護技術であるWindows Media Digital Rights Management(DRM)9シリーズをベースに、映像配信プラットフォームの企画/構築を行う。Windows Media 9シリーズの字幕機能により、「動画コンテンツの多言語化が低コストで展開できる」(両社)。またWindows DRM 9を採用することで、コンテンツの販売数やコンテンツの許諾の一元管理が可能になるという。

 なお配信システムの構築/運営は、バンダイ傘下のバンダイチャンネルと、NTTデータが担当する。

 海外展開の第1弾は、韓国の予定。現地のサービスプロバイダ4社を介し、2003年11月下旬より順次サービス提供を始める。その後2004年には、アジア、欧州、北米においても事業を立ち上げるとしている。

 韓国で展開するオンデマンド配信サービスの概要は以下の通り。

  • サービス開始時の配信パートナー(かっこ内はサービス運営会社):Candy33(Daiwon Digital Entertainment)、Conpia(KBS internet)、Hanafos(Hanaro Dream)、MSN(Digital Prism)
  • サービス開始時の配信タイトル:ガンダム(劇場版3部作)、機動戦士Zガンダム(テレビ版全50話)、ダーティペア(テレビ版全26話)、.hack//SIGN(テレビ版全26話)、聖戦士ダンバイン(テレビ版全49話)
  • 配信形態と提供ファイル:・ストリーミング、Windows Media 9コーデック&SAMI(字幕)
  • テレビ版アニメの配信帯域と価格:低帯域(300kbps、800ウォン、約74円)、広帯域(700kbps、1200ウォン、約111円)
  • 劇場版の配信帯域と価格:低帯域(300kbps、1500ウォン、約139円)、広帯域(700kbps、2000ウォン、約185円)

マイクロソフトのプレスリリース
バンダイ

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