日立製作所は6月27日、同社の暗号ライブラリ「Keymate/Crypto」をストリーム暗号「MULTI-S01」に対応させ、6月30日から販売開始すると発表した。
「電子政府推奨暗号の各技術分野に対応した暗号ライブラリ製品として、電子申請、電子調達、電子情報提供、電子認証、電子データの原本性保証といった、高いセキュリティ基準が求められるシステム構築分野に向ける」(同社)
MULTI-S01は、総務省と経済産業省が共同で実施している暗号技術評価プロジェクト「CRYPTREC」に日立が提案した暗号技術。データの秘匿と認証が同時に行えることが特長のストリーム暗号である。
Keymate/Cryptoでこの技術をサポートすることで、秘匿と認証を1つの暗号アルゴリズムと1つの共通鍵で処理できるようになる。秘匿と認証に別の暗号アルゴリズムと2つの共通鍵を必要としていた従来の暗号処理に比べ、鍵管理の簡便化と暗号アルゴリズム処理の高速化が実現できるという。
大量のデータを高速に暗号処理できることから、画像、動画などのコンテンツ配信システムの性能向上を図ることも可能という。
Keymate/Crypto製品の価格は以下の通り
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
NTT Comのオープンイノベーション
「ExTorch」5年間の軌跡
日本のインターステラテクノロジズが挑む
「世界初」の衛星通信ビジネス
先端分野に挑み続けるセックが語る
チャレンジする企業風土と人材のつくり方
「1→10」の事業化を支援する
イノベーション共創拠点の取り組みとは
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力