NECとNECアクセステクニカは4月12日、両社の提供する高速無線LANルータ「AtermWR8700N(HPモデル)イーサネットコンバータセット」が、NTTぷららの運営する映像配信サービス「ひかりTV」の動作確認試験に合格したことを発表した。ひかりTV動作確認済み機種に無線LANルータが認定されるのは初めてだという。
AtermWR8700N(HPモデル)イーサネットコンバータセットは、IEEE802.11n/11a/11b/11gに対応した無線LANルータとイーサネットコンバータ子機をセットにしたモデル。このセットを利用することで、PCのみならず、ネットワークに対応したテレビやレコーダが無線で接続できるという。
NECによると、一般的に無線LANの通信品質は利用環境によって影響を受けやすく、高品質な映像を高速かつ安定して伝送することが困難だったという。こうした課題に対し、AtermWR8700N(HP モデル)イーサネットコンバータセットは、ビデオや音声などのデータを優先的に伝送できる無線LANのQoS規格「WMM(Wi-Fi Multimedia)」に対応するとともに、ブロードバンド映像配信サービスなどのストリーミングデータを安定的に伝送できる「TVモード」を搭載した。
なお、NECはサービス提供者やテレビメーカーと協力し、他の映像配信サービスとの接続検証や、DLNA(Digital Living Network Alliance、デジタル機器の相互接続性を高めるための規格)に対応したハードディスクレコーダに録画した番組を無線LAN経由で別室のテレビで視聴する接続検証も進めているとしている。
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