NTTコミュニケーションズは8月1日より、個人向けのOCNインターネット接続サービスにおいて、1日のデータ送信量に上限を設ける。回線帯域を占有する一部の利用者への対抗措置だ。
データ送信量の上限は1日に30Gバイト。1枚約4.7GバイトのDVDを約7枚送った量にあたる。それ以上送信しようとする利用者には通知した上で、「利用状態が改善されない場合は利用停止の後、契約解除をすることがある」(NTTコミュニケーションズ)という。
今回の措置について、NTTコミュニケーションズでは「一部のお客さまが他のお客さまに比べて大量のデータをインターネットに送信することによって、回線帯域を占有される状態が続き、その結果、他の多くのお客さまの通信速度や通信品質が低下する事象が発生している」と導入経緯を説明する。
対象となるサービスは「OCN 光 with フレッツ」「OCN 光(A)」「OCN 光 Bフレッツ/フレッツ・光プレミアム/フレッツ 光ネクスト」「OCN ADSL セット」「OCN ADSL フレッツ」。
なお、ブラウザによるホームページ閲覧、メール受信やファイルのダウンロードなどの利用形態については、受信が中心のため対象にはならないと同社では説明している。また、大容量のデータ配信をする利用者に対しては、OCNの企業向けインターネット接続サービスを推奨している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス