コミュニティーエンジンは5月15日、高速で安定したP2Pアプリケーションを作るためのミドルウェア「LiquidSync」の提供を開始した。
LiquidSyncは、数百から数千といった単位のクライアント同士が参加し、動的に変化するメッシュ状のネットワークを、簡単に構築できるミドルウェア。NATが介在しクライアント間での通信が簡単には成功しないネットワーク環境においても、独自の方法で通信を成功させる。
例えば、高いリアルタイム性が要求される多人数でのボイスチャットやオンラインゲームの座標データ共有などが、低コストでできるという。また、接続先の選定や接続の処理も自動的にするため、PtoPアプリケーション開発におけるコスト削減やリスクの軽減につながるとしている。
動作環境は、Windows XP、Windows Vista、Linux、Solarisで、各種家庭用ゲーム機にも対応する予定。また、開発者のための情報サイトを開設してLiquidSyncの機能の概要や製品ドキュメントを公開するほか、無償で利用できる評価版も配布する計画だという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス