ファーストフードチェーンMcDonald'sは、英国にある1200店舗で無料Wi-Fiサービスの提供を開始する予定だ。McDonald'sによると、これにより同社は、無料ワイヤレスインターネットアクセスを提供する英国最大のプロバイダーなるという。
今回の動きの背景には、McDonald'sのブランド戦略がある。同社は、Starbucksなどコーヒーショップが現在優位に立っているハイエンドマーケットへのブランド移行を考えている。McDonald'sは2006年、これまで使ってきた赤と黄色の代わりに、より落ち着いた緑と黄色を使った配色で200店舗を改装した。また同時に同社は、より健康指向なメニューを増やしている。
McDonald'sでは、Wi-Fiサービスによりビジネス層の来店が増えることを期待している。しかし、同社最高情報責任者(CIO)Ivan Brooks氏は、既存の顧客ベースが同サービスに反応することも期待していると述べる。同社の見積もりでは、週当たり1時間ログオンするために利用料を支払っている平均的なホットスポットユーザーの場合、プレミアムWi-Fi料の年間最大530ドル(260ポンド)を節約することになる。
McDonald'sは、テレコミュニケーションパートナーとしてBT Openzoneと既に提携しており、ホットスポットアクセスプロバイダーとしてThe Cloudとも契約している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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