海外でも使える機器用通信モジュール、シーメンスとソフトバンクモバイルが共同開発

松田真理(マイカ)2007年10月02日 08時00分

 シーメンスとソフトバンクモバイルは10月1日より、国内外の第3世代携帯電話(3G)とGSMに対応した機器間通信(MtoM)用モジュール「HC28」の販売を開始した。ソフトバンクモバイルの国内3Gネットワークのほか、海外の3G、GSMローミングネットワークで利用できる。

 HC28を顧客が自社の機器やサービスに組み込むことで、国内外でのシームレスな国際物流管理や、既存国内サービスを世界規模で展開するといったことが可能になるという。

 シーメンスの通信モジュールは、世界のMtoM通信モジュールの市場で約35%とトップシェアを獲得しており、初期の設計段階から製品認可まで、製品設計に関して総合的な技術サポートをしている。ソフトバンクモバイルの海外ローミングエリアは9月20日時点で音声とショートメッセージングサービス(SMS)が179カ国/地域、258事業者。パケット通信は107カ国/地域、153事業者となっている。

 両社では「今後、世界のMtoMの市場は遠隔監視のアプリケーションにおいて、2010年には現在の2倍以上の900万台に達する」と予測。「他にはないオンリー・ワンのサービスを顧客に提供する」としている。

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