大日本印刷(DNP)は3月8日、印刷物と同様の体裁でコンテンツを表示できる携帯電話向けコンテンツ配信サービス「モバイルデジタルページメディア」の販売を開始した。
モバイルデジタルページメディアは、印刷物と同じ体裁やページ構成のコンテンツをウェブブラウザ上で再現する配信サービス。DNPでは、「カタログやチラシなど、印刷物と同じ見やすい体裁で閲覧できる携帯電話向けデジタルコンテンツを、簡単に配信できる」としている。
表示ページの選択は、サムネイルによる9ページ単位の一覧表示から行える。ポップアップ画面による説明文の表示や、拡大表示、表示位置の移動などの機能も持つ。ハイパーリンクを設定し、商品販売サイトなどへの誘導も可能。
配信用コンテンツは、印刷物作成用データから製作できる。そのため、モバイルデジタルページメディアと同様の機能を提供するPC向けサービス「デジタルページメディア」と組み合わせると、印刷物データ、携帯電話、PCの同時展開が実現する。
コンテンツを閲覧可能な携帯電話は、NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイルの3キャリアでAdobe Flash Lite 1.1に対応した機種。
料金は、初期費用が20万円、コンテンツ製作費用が10万円(18ページ以内の冊子1冊)、配信費用が1カ月当たり5万円(データ容量50Mバイト以内、3万ページビュー以内)となる。DNPでは、2007年度からの3年間で、同サービス関連の売上高を5億円と見込む。
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