IRIユビテック(荻野司社長)とインテル(吉田和正/ロビー・スウィヌン 共同社長)、ジャパンケーブルキャスト(相坂吉郎社長)、三菱総合研究所 (田中將介社長)の4社は8月24日、WiMAXの日本国内での普及を促進する民間 のプロジェクト「WiMAX Japan Project(仮称)」を開始したと発表した。
同プロジェクトは、過疎地域を含む日本全国で無線ブロードバンドサービス の早期開始を実現するための事業体制の整備や、無線ブロードバンド技術を利 活用したサービスやビジネスの利用者視点での検討などを行う。その結果をも とに政府機関や国内外の標準化機関への提言を行っていく予定。10月からの活 動の本格化に向け8月中に準備に着手し、予備的な調査研究を開始するととも に、共同で検討を行う他の企業・団体にも賛同を募る。
「WiMAX」は、1つの基地局で半径数kmの面積をカバーしてブロードバンド通 信を提供できる無線技術IEEE802.16規格の愛称。静止状態で使う固定WiMAX(I EEE802.16-2004)と、移動する端末への通信が可能なモバイルWiMAX(IEEE802. 16e-2005)があり、各国の状況に合わせた普及が始まっている。
日本国内でも安価で高速なモバイルサービスを実現する技術として高い期待 を集め、総務省の情報通信審議会でも「広帯域移動無線アクセスシステム」の 実現技術の1つとしてWiMAXが検討されている。早ければ07年にもモバイルWiMA Xに2.5GHz帯が割り当てられ、無線ブロードバンドサービスが提供される可能 性があるという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力