Motorolaは米国時間の7月24日、東京都内においてWiMAX(IEEE 802.16e-2005)の実証実験を実施することで、ソフトバンクグループと合意に達したと発表した。
今回の実証実験は9月から5カ月間を予定しており、2.5GHz帯域におけるモバイルWiMAXの性能について、スループットとエリアの確認、アクセスポイント間に関するネットワークのハンドオーバー速度などの性能が検証する。Motorolaがアクセスポイントとアクセスネットワークおよび、モバイルWiMAX対応端末のプロトタイプを含むエンドツーエンドのトライアルシステムを提供。ソフトバンクグループでは、ワイヤレス・ブロードバンド技術としてモバイルWiMAXの有用性を確認すると共に、通信サービス・ポートフォリオに加えるための情報収集を主眼としている。
Motorolaでは5カ所のモバイルWiMAX基地局と、25台のモバイルWiMAX対応携帯端末のプロトタイプを供給。実証実験により、モトローラのモバイルWiMAXソリューションがマルチアンテナ伝送システムをサポートし、データスループットの高速化および有効サービスエリアを拡張する優れたMIMO(multi-input, multi-output)機能を具備実現するものになるという。そのほ か、Motorolaではテクニカルサポートとコンサルティングを通じて、ワイヤレス・ブロードバンドのノウハウも提供する予定だ。
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