モバイル事業者はコンテンツとサービスの提供に胸を躍らせていたかもしれない。だが、平均的な消費者の関心はさほどでもないようだ。
調査会社JupiterResearchの報告書によると、欧州の消費者の大半(約68%)がテキストメッセージサービス(SMS)とピクチャーメッセージサービス以外のデータサービスにはお金を払うことに関心がないという。
SMSの利用者は全体の79%にのぼり、予想通り、依然として最も広く利用されているデータサービスである。他方で、高解像度のカメラ付き電話が広く普及するようになっているにもかかわらず、欧州ではマルチメディアメッセージングサービス(MMS)を利用する欧州の携帯電話利用者は、SMSの利用者よりはるかに少ない28%に過ぎなかった。
モバイルビデオは欧州の携帯電話利用者のうち8%にしか利用されておらず、着信音や壁紙といったパーソナライゼーションサービスの利用者も15%のみだった。
JupiterResearchによると、こうしたコンテンツサービスが盛り上がりに欠ける理由は、対応端末の不足ではないという。インターネットアクセスなどの機能を有する携帯電話が市場に出回っても、このような機能の使用が比例して増加しているわけではないためである。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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