オプトら、携帯電話でのインターネットおよび検索サイト利用実体を調査

 オプトとクロス・マーケティングは6月13日、20歳以上の男女を対象に実施した、携帯電話でのインターネットおよび検索サイト利用実体の調査結果を発表した。

 調査方法はインターネット調査、全国の20〜59歳の男女で第3世代対応の携帯電話でのインターネット利用者を対象に、5月8日〜5月9日に実施された。有効回答数は4000だった。

 調査によれば、「テレビCMを見て、携帯電話から関連サイトにアクセスしたことがあるか」という質問に対し、全体の45%がアクセスしたことがあると答えた。20歳代のアクセス率が高く、男性が58%、女性が56%だった。男性30歳代も53%と半数以上が利用経験があった。男女ともに年齢が上がるにつれて、アクセス率が下がる傾向がある。50歳代のアクセス率は他の年齢に比べると著しく低く、男性30%、女性32%だった。

 「携帯電話で得た情報をもとに、パソコンで関連サイトにアクセスしたことがあるか」という質問については、全体の53%がアクセスしたことがあると回答した。20歳代のアクセス率が高く、男性が62%、女性が59%だった。男性30歳代と40歳代でも積極的なアクセスが見られた。男女別でみると、女性より男性の方がアクセス率が高いという傾向が見られた。

 携帯電話でのインターネット利用時間帯については、男女20歳代と女性30歳代では21〜23時台、男性30歳代では18〜20時台、男性40歳代と50歳代では12〜14時台が利用時間のピークという結果になった。男性50歳代は、18時以降の利用が他の年齢に比べ著しく下がり、女性40歳代は、12〜23時までなだらかなのが特徴となっている。女性30歳代の利用率が18〜20時台の31%から21〜23時台の46%に上がるのに対し、男性30歳代の利用率は、18〜20時台の39%から21〜23時台の31%に下がるという傾向が見られた。

 ポータルサイトの利用状況は、「Yahoo!モバイル」の利用率が圧倒的に高く、男性20歳代と30歳代では70%以上、その他の性別、年齢においても50%以上、もしくはそれに近い割合の利用があった。また、男性50歳代、女性40歳代、50歳代では、40%以上が「ポータルサイトは利用したことがない」と回答している。携帯電話でのポータルサイト利用率は、男性の方が高いという傾向が見られた。

 携帯電話の検索サービスについては、全体の80%が「利用したことがある」という結果になった。男性20歳代では91%が利用したことがあり、男女別で見ると、男性の方が利用率が高いという傾向が見られた。

 また、検索サービスの利用経験者のうち、全体の80%が「カテゴリ検索」に比べ「キーワード検索」を多く利用しているという結果になった。「カテゴリ検索のほうが多い」と回答した割合が最も多いのは男女ともに50歳代で、年齢が上がるにつれて、カテゴリ検索の利用率が上がる傾向があった。

 検索頻度についての質問では、「週に1回以上」の利用合計は全体で48%という結果になった。男性20歳代の9%が「ほぼ毎日」と回答し、他の世代より若干利用頻度が高かった。男性に比べ女性の利用頻度は低く、女性30歳代は「週に1回以上」の合計でも44%と、最も低い結果となった。

 今後の検索サービスの利用については、「使いやすくなったら利用したい」が全体で52%、「利用したい」を含む回答の合計は74%という結果になった。ポータルサイトが使いやすくなり、情報コンテンツが充実したら利用したいと考えていることが伺える。一方で、男性50歳代の31%、女性50歳代の30%が「利用したいとは思わない」と回答している。

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