中国政府は、全ての携帯電話利用者に対し、契約する通信事業者への詳細情報の登録を義務付け、これに従わない場合は携帯電話の使用を認めない方針を打ち出した。すでにプリペイド式携帯電話のユーザーは事業者への個人情報の登録を行なっているが、今回中国情報産業省が新たに課した登録の義務付けは、利用時払いのサービスを利用する数億人のユーザーに影響を与える。
複数の報道によると、中国政府は、携帯電話を使った詐欺行為や、ポルノ画像など配布が禁じられているコンテンツを配布している違法なShort message service (SMS)の取締りを命じたという。この新規則は今年の年末までに施行されると見られ、登録を行なわない場合は、最終的に携帯電話サービスが打ち切られる。この新規則については、同国政府がこの命令を利用して携帯電話を使った政府に対する意見の配信を阻止しようとしているのではないか、との懸念が浮上している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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