NTTドコモは7月29日、料金プランを一新すると発表した。FOMAとmovaの料金プランを統一するほか、時間帯や距離、相手の電話の種類によって変えていた料金体系を一元化する。11月1日より適用する。
今回変更されたのは、基本料金と音声通話料のプランだ。パケット料金プランについては変更がなく、「現在検討中」(ドコモ広報)としている。
新しい料金プランは以下の通り。なお、従来の料金プランは新規申込受付を終了するものの、既存ユーザーはそのまま利用することもできる。新料金プランに変更したいユーザーは別途申し込む必要がある。
標準プランの新料金体系(FOMA、mova共通)
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通話料については、課金単位を30秒にするとともに、通話する時間帯や通話先への距離、通話相手の種類に応じて異なっていた料金プランをすべて一元化した。
また、長期利用者に対する割引制度「いちねん割引」も拡充する。これにより、2006年にも始まるとされる番号ポータビリティ制度で利用者が他社に流れるのを食い止めたい考えだ。
具体的には、契約2年目以降の基本使用料の割引率を拡大するとともに、利用期間が5年を超えるユーザーに対してさらに料金を割り引く。新料金プランを利用しているユーザーが「いちねん割引」と家族割引プランの「ファミリー割引」を併用する場合、基本使用料が最大50%割り引きとなる。なお、従来の料金プラン利用者には新しいいちねん割引サービスは適用されない。
新しい料金プランのユーザーに対しては、利用料金の額に応じた「ボリュームディスカウント」や、movaの毎月最大400パケット無料サービスなどは適用されない。
ドコモでは今回の料金プランの変更や割引サービスの拡充により、2005年度と2006年度はそれぞれ100億円の減収になると見込んでいる。
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