NTTコミュニケーションズ(NTT Com、鈴木正誠社長)は、ネットワーク電話帳機能とIP電話サービスを組み合わせた新サービス「Click to Connect(C2C)」の受け付けを5月20日から開始した。基本料金は050番号当たり1050円(最大200円の無料通話分を含む)。
iモードやインターネットを通じ、電話番号情報を管理する専用サイト(ネットワーク電話帳)で発信元電話番号を選択し、通話先電話番号をクリックすると電話をかけられるというもの。専用端末などは不要で安価に導入でき、設備維持などの費用も発生しない。
通話相手の番号情報などはネットワーク電話帳に保存されているため、携帯電話の紛失などによる個人情報漏えいのリスクを回避できる。また、一般電話、携帯電話、PHS、IP電話など利用する電話の種類を問わず、相手先には050番号を通知するため、個人の電話番号情報の流出を防止できる。
また、通常の電話の発信と「C2C」を利用した発信を利用シーンに応じて使い分けることが可能。これによって、個人所有の携帯電話を業務用通話に利用する場合、業務用通話には「C2C」を利用することで、容易に通話料金の公私分計を行うことができる。
さらに、(1)PCのブラウザに表示されている電話番号からクリック操作だけで「C2C」発信ができる汎用ソフト、(2)ネットワーク電話帳の内容を携帯電話へダウンロードし、そこから「C2C」発信ができる携帯アプリ、(3)ネットワーク電話帳から相手先を選択するだけで簡単に3者通話が行える「3者通話機能」、(4)企業内で利用しているグループウェアの電話帳などから直接「C2C」発信が可能となるインターフェイスのオプション機能(予定)──などを用意しており、これらを併用してオフィスにおけるコミュニケーションの効率化を図ることで、さらなる生産性向上を見込むことができる。
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