ライブドア(堀江貴文社長兼最高経営責任者)は、無線LANを利用した一般向け公衆インターネット接続サービスを、今年夏(予定)から開始すると発表した。 7月から都内の一部エリアでスタートし、順次エリアを拡大していく。定額制料金制とする予定。
従来の公衆無線LAN接続サービスはビジネスユーザー層によるメールの送受信やチケットの予約、地図の閲覧といった用途が主流だった。このため、ブロードバンド本来の性能を十分に引き出しているとは言いにくかった。
ライブドアは接続サービスの提供だけでなく、ポータルサイトとしての強みを生かし、「livedoor スカイプ」や映像や楽曲の配信、位置情報と連動した地域密着情報の提供など、屋外や公共施設での利用を前提とするサービスの展開を計画している。
今回の新サービスによって、場所や時間に制限されることなくインターネットを最大限に活用できる環境を提供することで、他社サービスとの差別化を図っていく考え。また、ビジネスユーザーだけでなく、広く一般のインターネットユーザーを積極的な取り込みを狙う。
このほか、各方面の企業と連携を図ることによって、エンターテイメント、セキュリティや防災への利用など各種サービスメニューの拡充を積極的に推進していく方針。
なお、今夏のサービス開始に向け、5月末に開催予定の発表会を通じて新サービスの詳細な内容を説明するとともに、サービスベンダー、ハードウェアベンダー、ソフトウェアベンダーとの業務提携を広く呼びかけていく。
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