NTTドコモは2月18日、携帯電話への通話の発信者番号偽装を防止する対策を実施することを発表した。発信者番号の偽装し金銭を要求する詐欺事件が報告されていることを受けたもの。一定の条件により発信者電話番号が偽装された疑いのある通話を識別し、その通話の発信者電話番号を非表示にする。3月1日から4日にかけて順次開始する。
KDDIと沖縄セルラーの展開するauも同日、発信元を偽装している発信を識別して発信元番号を非通知にする同様の対策を実施することを発表した。3月中旬の開始を予定している。なお、両サービスとも、自社ネットワーク内での通話については偽装が発生することはないとしている。
ボーダフォンは現在この問題に対する対策を検討中で、3月中には何らかの対応策を取りたいとしている。
こうした発信者番号の偽装は、海外の通信事業者のコールバックサービスと発信者番号設定の機能を利用したものと言われている。自宅や警察からの発信を装い、金銭を騙し取る詐欺事件が昨年末から発生していた。電気通信事業者協会(TCA)では2月17日、通信事業者などによる専門部会を設置し、技術的な対策の検討を開始している。
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