富士通は、地上デジタルテレビ放送や地上デジタルラジオ放送を受信する携帯電話向けの、デルタシグマ(ΔΣ)方式アナログデジタル(AD)変換器を開発した。同社が2月9日に明らかにしたもの。消費電力が低く、放送の長時間視聴が可能になるという。
同変換器を使用すると、携帯電話に搭載するチューナーの消費電力を、現在の約3分の1から6分の1という30mWに低減する。直交周波数分割多重(OFDM)復調器とのワンチップ化により、携帯電話の小型化も期待できる。
そのほかの主な特徴は以下の通り。
詳細は、カリフォルニア州サンフランシスコで開催中の国際固体素子回路会議(ISSCC2005:2005 IEEE International Solid-State Circuit Conference)で発表する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」