アイパス ジャパン(菊地昭一社長)は12月17日、NEC(金杉 明信社長)と米アイパス・インク(ケン・デンマン会長兼CEO)が協力し、NECがアイパスのネットワークを利用した無線LANソリューション「ウェルカムスポット」の提供を開始すると発表した。
「ウェルカムスポット」は、企業のロビーや応接スペース、会議室などで無線LANシステムを導入し、自社の社員だけでなく、来訪者にもブロードバンド接続環境を提供するソリューション。そのソリューションの中で利用されるブロードバンド経由でのネットワーク接続・ローミング認証にアイパスの「Wireless LAN Roaming」が採用された。
バーチャルネットワークや接続時に使用されるアイパスのユーザー・インターフェイス「iPassConnect」により、利用者が所属する企業や契約するISP事業者のIDとパスワードを使って、「ウェルカムスポット」でブロードバンド接続が可能になる。
「ウェルカムスポット」は、すでにNECの「ブロードバンドソリューションセンター」(品川イーストワンタワー内)への導入が完了しており、今後NECが外部に向けて販売を行う。
アイパスのバーチャルネットワークは全世界150か国以上に拡がり、そのうち40か国以上に公衆無線LANサービスを提供。そのすべての接続ネットワークがセキュアなネットワーク接続に関する厳しい認定プログラム「エンタープライズ・レディ」を取得している。また、「iPassConnect」はどのような接続方法でも単一のインターフェイスを備え、特別なトレーニングを必要とせずに、エンドユーザーが使いこなすことが可能。このような利便性から、NECは「BIG LOBE」で1996年から海外ローミングや国内公衆無線LANにおいて、アイパスと提携していた。
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