NECは12月16日、企業のロビーや応接スペース、会議スペースなどで無線LANブロードバンド環境を提供するためのソリューション「ウェルカムスポット」を発表した。インターネット接続およびローミング認証には、米iPassの接続クライアントソフトウェアiPassConnectと仮想ネットワークを利用する。
同ソリューションを利用すると、自社の社員だけでなく、来訪者も利用可能な無線ブロードバンド環境を、ロビーや応接スペース、会議スペースで実現できる。「打ち合わせ内容をその場から電子メールで関係者に連絡して迅速な意思決定を行うことや、パートナー企業と連携して資料作成を行うなど、業務の効率化や知的生産性の向上につながる」(NEC)
使用する無線LANシステムは、社内ネットワークとは独立した形で構築する。VPNにも対応しており、インターネット経由で社外から社内ネットワークにリモートアクセスすることも可能。接続時には、iPassConnectを利用してローミング認証を行うことから、不正アクセスを防止し、安全に活用できるという。さらに、ローミング認証を利用するので、導入企業は利用者IDの発行や管理を行う必要がない。
価格は、導入費用が100万円から、運用/保守などの費用が月額10万円から。今後3年間で、1000システムの販売を見込む。
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