インド最大の民間携帯電話会社であるAirtelは、ユーザーの端末に長編映画を配信するサービスを開始する。
Airtelの契約者は「Rok Sako To Rok Lo」というヒンディ語映画を、劇場封切りの前日に視聴可能になる。デリー、バンガロール、ムンバイなどインド国内の10都市で行われるこのサービスでは、契約者がEDGE(Enhanced Data Rates for Global Evolution)に対応する端末を利用している必要がある。EDGEは、ブロードバンド並みの通信速度を持つ第3世代の携帯電話技術。
「Airtelは、長編映画の封切りを携帯電話上で行う世界初の携帯電話会社となった」と同社のAtul Bindal(モバイル担当ディレクター)は声明のなかで述べている。
契約者は、現地時間午後3時に、自分の携帯電話から「Airtel Live」というAirtelのエンターテインメントポータルにログインすれば、リンクを1度クリックするだけで映画を観ることができる。なお、この配信はストリーミング形式で行われ、午後3時以降にログインしても見ることはできないようになっている。
携帯電話各社は、しばらく前から高度なデータサービスをつかって消費者の興味をひこうとしてきている。米国での関心はまだそれほど高くないが、他の国ではこうしたサービスに対する消費者の反応が良い。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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