Skype Technologiesは米国時間8月31日、同社インターネット電話パッケージのMac版を発表した。
Apple ComputerのMac OS Xに対応するSkypeは、現在まだベータ版だが、Skypeのウェブサイトからダウンロードして利用できる。同ソフトウェアには、世界中の加入者電話や携帯電話との通話を実現するSkypeOutサービスが含まれており、通話料は1分あたり1.7ユーロセントからとなっている。
Skypeの関係者は31日、「これは非常に重要な製品だ。Skypeユーザーは、各種プラットフォームの違いを超えてシームレスに、他のSkypeユーザーと無料で話せる」と語った。Skypeには、Windows、LinuxおよびPocket PCの各バージョンがすでに存在する。
ルクセンブルクに本社を置くSkypeによると、同社のソフトウェアは世界中で900万人以上の人々に使われており、同社は急成長を続けるインターネット電話市場で先頭に立っているという。しかし、新興企業から大手の通信事業者まで、同社のライバルはかなりの数に上る。
Skype for Mac OS Xの完全版は年末までに登場する見込みで、同社ではベータテストの結果に応じて機能の追加や変更を行うとしている。
Skypeの共同創業者兼CEO(最高経営責任者)のNiklas Zennstromは、「われわれは、Skypeユーザーのコメントや要望に耳を傾けながら、開発の方向性を決める。Skypeの改善に向けて『違った見方(think different)』のできるMacユーザーの意見に期待している」との声明を発表している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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