電子情報技術産業協会(JEITA)は8月18日、2004年6月期の移動電話国内出荷実績を発表した。移動電話の国内総出荷数は405万4000台で、前年に比べ16.9%減少した。そのうち携帯/自動車電話が401万3000台(前年比15.4%減)、公衆用PHSが4万1000台(同69.3%減)だった。
携帯/自動車電話は6カ月連続のマイナス成長だが、3カ月振りに400万台を超え、前月と比べると21%増えた。JEITAは、好調の理由を「第3世代機が順調に伸び、携帯電話全体の過半数を超えたため」とみる。また、第3世代機の伸びについては、「パケット定額サービスが浸透したことに加え、各種新サービスの利便性が認められ始めたため」(JEITA)と分析している。
同月の契約数をみると、移動電話全体の純増数は33万5400台で、増加台数が前月に比べ16.3%増加した。累積契約数は8774万2400台となり前月比0.4%の微増。そのうち携帯電話の純増数は38万3800台で前月比19.6%増。累積8271万3900台で前月比0.5%増。一方PHSは同月に解約が4万8400台あり、累計502万8500台(前月比1.0%減)となった。
また携帯電話のIP接続サービスは、同月に41万600件の契約を獲得し、増加数は前月比9.5%増。累積実績は7104万4700件で前月比0.6%増。IP接続加入率は85.9%。
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