半導体メーカーのFreescale Semiconductorは今週、同社のウルトラワイドバンド(UWB)技術が米連邦通信委員会(FCC)の認定を受けたと発表した。同社では「XS110」チップの出荷をすでに開始しており、2005年後半にはこのチップが大型ディスプレイやデジタルビデオレコーダー、セットトップボックスのような家電製品に採用されると予想している。
UWBチップを搭載した機器同士は、無線で通信することができる。たとえばステレオ本体からスピーカーへ音楽を転送したり、デジタルカメラからPCへ画像を移動したりするといったことが可能になる。
先ごろMotorolaから分社したFreescaleでは、UWB技術の市場に存在する2つの仕様の片方を普及させようとしてきている。一方、半導体最大手のIntelは、もう1つの陣営をリードして、競合する仕様の開発を進めている。UWBは、Bluetoothと同様の機能を持ちながら、通信速度で上回ることから、同技術にとって替わると見られてきている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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