ソフィア・クレイドルは2月25日、携帯電話機向けのタブブラウザ「ソフィア・ブラウザ」を発表した。同社がBREW対応携帯電話機に「世界で初めて」(同社)実装したもので、1つの画面で複数のウェブページを切り替えながら閲覧できる。
一般的なウェブブラウザは、1つの画面に1つのページしか表示できない。それに対しタブブラウザは、ルーズリーフのインデックスに似た“タブ”を各ウェブページに割り当てておき、タブを選んで表示するページを切り替えることで複数ページの閲覧を可能とする。「パソコン向けタブブラウザは存在していたが、携帯電話機上に実装した例はこれまでなかった」(同社)
同社は、「タブブラウザ方式を採用したことで、携帯電話機の限られた画面サイズを有効活用できるとともに、多くのページを同時に開いても使用メモリサイズへの影響を極小化することが可能」と説明する。
ソフィア・ブラウザの実装は、同社のBREW対応フレームワークSophiaFramework上で行った。同ブラウザの機能はAPIとしても提供するので、ユーザーインターフェース追加など機能拡張が行えるという特徴もある。
なお同社は、同ブラウザの無料評価版の入手申し込みを2004年2月25日〜3月5日にウェブサイトで受け付ける。評価版にはソースコードが付属する。
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