日立製作所は12月26日、無線LAN対応の位置情報システム事業を推進する新組織、日立ワイヤレスインフォベンチャーカンパニーを、社内ベンチャーカンパニーとして2004年1月1日付けで設立すると発表した。同社は同カンパニーを通じ、無線LAN位置検知システム「日立AirLocation」(関連記事)ベースのソリューションパッケージの販売を行う。カンパニー長兼最高経営責任者(CEO)には、現在コーポレートシニアスタッフを務める木下泰三氏が就任する。
同カンパニーは、日立AirLocationを核として、各種業種別サービスに合せた共通のミドルウエアやアプリケーションを開発する。そしてそれらをソリューションパッケージ化し、さまざまな市場セグメントの顧客に販売していく。具体的には、空港運行管理や倉庫/物流業務の効率化、流通業向けの商品/店員最適配置、建設現場や発電所/消防向けの安全管理といったソリューションを提案するとしている。
「これら業種別、顧客別ソリューションパッケージの提供により、2008年度の売上高は日立グループ全体で172億円を目指す」(同社)。さらに将来的には、
なども視野に入れているという。
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