NTTドコモ、AOLジャパン株を米AOLへ譲渡

藤本京子(CNET Japan編集部)2003年12月17日 18時42分

 NTTドコモ、三井物産、日本経済新聞社および日経BPの4社は17日、同社の保有するドコモAOLの全株式を米America Online(AOL)に譲渡すると発表した。これに伴い、ドコモAOLは本日付で社名をAOLジャパンに変更、代表取締役社長兼CEOにフレッド・ウェイン氏が就任した。非常勤で役員となっていたNTTドコモの夏野剛氏をはじめとする同社出身の役員は退任する。

 今回の株式譲渡はAOLジャパン側から持ちかけられたもの。NTTドコモ広報部によると、株式譲渡にあたって同社ではAOLジャパンとの事業体制を見直し、両社が進めていた移動通信網と固定通信網の融合サービスFMC(Fixed Mobile Convergence)が「ある程度の成果を達成した」と判断し、株式譲渡に至ったという。AOLジャパンの広報部では、「株主とはうまくいっていたが、日本市場の変化が激しく、株主が数社にわかれているよりも1社にまとめたほうが効率の良い経営ができると判断した」としている。

 なお、現在AOLジャパンではiモードとAOLのISPサービスを連携させた「AOLi」を提供しているが、このサービスは「ユーザーにも好評であるため、今後も継続して提供する」(AOLジャパン広報部)としている。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]