NECは12月8日、インターネットサービス、BIGLOBEで提供している無線LANサービスの強化のため、米iPassの国内向けローミングサービスに対応すると発表した。これによりNECは12月15日に、iPassのローミングサービス経由で無線LANおよびEthernet接続を利用可能なサービス、iPassブロードバンドの提供を始める。
iPassブロードバンドのユーザーは、iPassが国内でローミング提携を結んでいる無線LAN事業者2社の無線LANアクセスポイントを利用できる。その結果、「国内最大級の約500カ所での接続が可能となる」(NEC)。また全世界では、4000カ所で接続可能という。さらに、iPassが12月5日に提携を発表した2社のアクセスポイントも順次利用可能とする予定。
そのほかの無線LANサービスの強化点は以下の通り。
接続時間に応じて課金する従量課金制を採用することで、電子メール受信など短時間の接続でも使いやすい料金体系を提供する。料金は、国内アクセスポイントが8円/分、国外アクセスポイントが40円/分。なおこれまで成田空港は国外アクセスポイントに分類していたが、今後は国内アクセスポイントとして課金する
BIGLOBE利用者専用の接続ソフトウェア、iPassConnect 3.1を提供する。同ソフトウェアを使用すると、自動接続可能な無線LANの表示や、利用場所に適した接続設定の自動化が行える。
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