NTTデータは11月6日、2004年度3月期の連結中間決算を発表した。売上高は3573億3500万円(前年同期比5.7%減)、営業利益は238億8200万円(同10.4%減)、経常利益194億8600万円(同13.0%減)、純利益は39億4900万円(同68.8%減)だった。通期の業績見通しは、売上高8400億円、営業利益620億円、経常利益530億円、当期純利益300億円を予想している。
事業分野別に見ると、システムインテグレーション事業の売上高は2806億円(前年同期比7.2%減)、営業利益は272億円(同16.2%減)となった。これは、前上半期に完成したテレコム関連の大型システムの影響および連結範囲の拡大による販管費の増加などに起因する。また、ネットワークシステムサービス事業の売上高は289億円(前年同期比2.9%減)、営業利益は4億円(同75.4%減)だった。ISP事業を営むドリームネットを譲渡したことにより売上高が減少した。
情報サービス産業においては、地方自治体による電子自治体への取り組みの本格化や、戦略的情報投資を拡大する企業が一部に見受けられるなど、堅調な成長を期待できる分野が存在している。しかしながら、企業の設備投資の絞込みの動向が依然として強く、市場の伸びは鈍化しつつあり、ユーザーによる価格提言、納期短縮の要求もさらに強まってきているという。
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