慶應義塾大学、NTT東日本、およびNTTは10月23日、世界最高速の43Gbit/s超高速実験ネットワークの運用を10月24日から開始すると発表した。高速実験ネットワークなどの実験システムは慶應義塾大学内に設置される。実験期間は2005年3月まで。
実験では、慶應義塾大学矢上キャンパスと湘南藤沢キャンパスにNTT未来ねっと研究所が開発した43Gbit/sOTN多重化装置を設置。両者を43Gbit/s光信号を伝送可能な光中継伝送路で結ぶ。この通信速度は、映画コンテンツ一本を1秒で送受信できるほどの速さだ。
この実験で、慶應義塾大学が持つ大容量コンテンツや次世代アプリケーションを用いたデータ伝送を行い、接続信頼性の検証、マルチプロトコル伝送評価、ネットワーク監視・制御に関する評価、長期運用における安定性の評価などを行う。
慶應義塾大学は、「文部科学省21世紀COEプログラム」で実施している先進的な実証研究を行い、知的社会基盤アーキテクチャに対する研究を行う。NTT東日本は、将来のデータセントリックな通信環境に求められるサービス品質設定並びに、システムインテグレーションのノウハウ蓄積を目指す。
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