KDDI、シャープの電子書籍フォーマットを採用した配信サービス開始

 シャープは、KDDIが11月28日より展開する携帯電話の次世代ネットワークサービス「CDMA 1X WIN」において、携帯電話ネットワークにおいて大容量の電子書籍配信サービスを実現する標準フォーマット「Compact XMDF plus」を提供し、サイバードと共同で、EZweb上の電子書籍配信サービスを開始すると発表した。

 発表によれば、Compact XMDF plusは、次世代ネットワークサービス対応携帯電話での使い勝手を追求した電子書籍配信フォーマットで、大容量の電子書籍配信に対応。EZアプリ「ブンコビューア」を利用することで、コンテンツの縦書き、横書き、文字サイズ等を切り替えることができ、好きなスタイルで読むことができる。また、画像、外字、音声、簡易動画等の入った多彩なコンテンツに対応可能で、さまざまなジャンルの本を表現できる。リンク機能やマスク機能(文字の隠蔽)など電子書籍ならではの機能もサポート。これにより、電子書籍販売事業者が「CDMA 1X WIN」対応端末向けに、携帯電話で雑誌や文庫本等をまるごと配信するサービスを開始することが可能になり、ユーザーは1つのビューアで多くの電子書籍を閲覧することができるようになる。

 具体的には、「CDMA 1X WIN」の特長を生かした蓄積型配信サービス「EZチャンネル」において、「マガジンチャンネル」を開始し、第1弾として扶桑社の週刊誌「SPA!」の中からピックアップした特選情報「ポケットSPA!」を毎週配信する。また、EZweb上に電子書籍配信書店「SpaceTownブックス」を開設。これまでPDAやパソコンなどを対象に提供している「SpaceTownブックス」のXMDF形式の電子書籍を「Compact XMDF plus」形式にコンバートし、順次コンテンツを充実させていく、としている。

シャープのプレスリリース

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