Sony Ericssonは、欠陥の見つかった携帯電話用充電器を数十万台リコールした。この充電器は爆発したり、感電したり、さらには火災を発生させる可能性もある。
Sony Ericssonは、英国で35万台の携帯電話用充電器をリコールした。爆発を引き起こす可能性のある欠陥が原因で、プラスチック部品が飛び散り、配線が露出することもあるという。
タイのDeltaというメーカーが作った品番CST-13の携帯電話充電器は、ソケットに「BML 162 099/3 R1A 」の識別番号があり、他のBluetoothのハンズフリーアクセサリとともに、Sony Ericssonの携帯電話T68i、T300、T310、T610に付属している。充電器はまた、単品でも販売されていた。
Sony Ericssonによると、充電器内部の圧力が上昇すると表面のプラスチック部分が破損し、人にぶつかる危険がある。この問題が起こった場合、内部の電子部品が外から見える状態になり、感電や火災が生じる可能性もあるという。
Sony Ericssonの広報担当、Richard DormanはZDNet UKに対し、何がこの問題の原因なのかははっきりとはしていないが、ガスが関係しているのではないかとみていると語った。「部品は超音波で接着されているので、圧力が上昇した際にガスがどこからも逃げられなくなっている。圧力上昇の原因はまだ調査中だ」
Darmanはこの欠陥が報告されたのはまだ10ケースしかなく、けが人は出ていないという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」