エヌ・ティ・ティ・ドコモは8月7日、2003年度第1四半期決算報告を行った。営業収益は1兆2523億円、純利益1968億円だった。なお同社は今年度から四半期決算を実施することになった。
分野別に売上を見ると、携帯電話は新機種の販売や各種販売施策の実施により、契約数の増加に努めた結果、8203億円を達成。FOMAの収入は契約数の増加および「iモーション」の利用促進などで129億円となった。また、パケット通信収入は505iシリーズの投入にあわせたコンテンツの拡充などで2502億円となった。
FOMAを除く携帯電話は、FlashやiアプリDXに対応したカメラ付き携帯電話505iシリーズの積極的な販売で、4383万契約を達成。一方、2003年6月末で全国人口カバー率約93%となったFOMAは、53万契約となった。iモードサービスは、イタリア法人とライセンス契約、スペイン法人のサービス開始など世界的な展開となった。
代表取締役社長の立川敬二氏は、「初めての発表となる2003年度第1四半期の、売上高は1兆2523億円、営業利益は3370億円と、連結業績は順調に推移」とコメント。「iモード契約数は3865万契約、カメラ付き端末も販売開始後約1年で1200万台を超えたが、市場の伸びの鈍化を見据え、今後ともiモード契約数やデータトラヒックの向上に努める」としている。また、「今後ともFOMAの普及拡大による将来の経営基盤の確立に努める」とも語った。
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