KDDIは8月1日、2004年3月期第1四半期(2003年4〜6月期)の連結決算を発表した。売上高は6896億6700万円、営業利益は850億5900万円、経常利益は811億9700万円。純利益は439億310万円となった。
事業別に見た営業利益は、auなどの携帯電話事業が682億2900万円と最も大きく、サービスの契約数は1467万4000件となった。CDMA2000 1xサービスの契約数が857万2000件となったことと、ブランドイメージによる解約数の減少が好調な推移を生んだとしている。DIONなどのブロードバンド・コンシューマ&ソリューション事業の営業利益は106億4500円で、こちらも減収の中で一定の利益をあげたとする。Air H"などのPHS事業の営業利益も55億円と好調に推移したとしている。これにより有利子負債は735億円減少し、1兆4236億円となった。
なお、通期の業績についてはこれまでの予想に変更はないとしている。2004年3月期通期の連結業績は、売上高が2兆7800億円となり、前年の2兆7853億4300万円から0.2%減少する見通し。営業利益は1950億円と前年の1406億5200万円から38%増を見込んでいる。経常利益は710億円と前年の1132億1000万円から約36%減少、純利益は168億4200万円で前年の573億5800万円から約71%減少する見込み。
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