AmoisonicやHaierといった携帯電話ブランドは、中国以外ではあまり知られていないかもしれないが、ある調査報告書によれば、これらのメーカーは今やノキアのような有名ブランドと張り合っているという。
家電業界の調査を専門に手掛ける米国の市場調査会社Portelligentによれば、中国の携帯電話機メーカーは、国内市場と世界を相手にした輸出市場の両方で成功するだけの資質があるという。
この結論はAmoisonic、Ningbo Bird、Capitel、Eastcom、Haier、Kejian、KonkaやLegendを含む11の中国企業の17機種の携帯電話を徹底的に分析した結果、導きだされたものだとPortelligentは声明で述べた。
この3年間、Portelligentは世界中の100以上の携帯電話を対象に徹底的な分解調査を行ってきたが、中国製携帯電話のデザインと、これらの製品を生み出しているメーカーの能力に大いに感銘を受けた、と同社社長のDavid Careyは述べた。
「大手の多国籍企業にはまだ一歩遅れをとっているものの、中国の携帯電話メーカーはうってつけの製品を、非常に競争的な製造原価で発表している。中国メーカーが遂げた目覚しい進歩や、現在の世界の携帯電話市場にとっての潜在的な脅威を過小評価してはならない」と、Portelligent社長のDavid Careyは強調した。
調査会社によれば、中国本土で使われている2G(第二世代)および2.5G電話は、ほとんどの調査分野で健闘し、多国籍企業大手の製品と互角だという。特に、Haierが開発したペンのようなGSM電話であるP5は、内蔵レーザーポインターやボイスレコーダーを装備し、デザインコンセプトも斬新で際立っていると、調査書は付け加えている。
また、Portelligentの調査から、中国の携帯電話メーカーは単一の納入業者の完成したチップセットやデザインを採用するのではなく、さまざまなコンポーネントをうまく組み合わせて使う傾向があることも明らかになった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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